エイコサペンタン酸(EPA)
エイコサペンタン酸(EPA)
魚油に含まれる成分で、必須脂肪酸であるn-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の一つ。EPAと略記される。イコサペンタエン酸(IPA)と呼ぶこともある。
血液をサラサラにして動脈硬化などを防ぎ、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を改善するなど、ドコサヘキサエン酸(DHA)と同じく、幅広い効用があるとみられている。青魚に多く含まれる。一部は体内でDHAに変換される。
EPAを安定化したEPAエチルは日本では医薬品として利用され、血小板の凝集抑制、血清脂質の低下、動脈の伸展性保持の作用が確認されている。
また、子宮を収縮させて痛みを引き起こす炎症性物質(プロスタグランジン、ロイコトリエンなど)の産生を抑え、月経痛などの痛みを軽減して、イライラやうつ気分を改善する。
米食品医薬品局(FDA)の健康表示規格では、サプリメントでの摂取目安量はDHAとEPAを合わせ1日2g未満とされている。
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