ウーロン茶ポリフェノール
ウーロン茶ポリフェノール
ウーロン茶に含まれるポリフェノールの成分。抗酸化力が強い。
ウーロン茶の茶葉は、緑茶の茶葉と同じく植物カメリア・シネンシスの葉から作られるが、ウーロン茶は茶葉を作る過程で、茶に含まれるポリフェノール成分であるカテキンの重合が進むため、カテキンのうち半分ほどはカテキンの重合体の変わっている。
この重合により、食べた脂肪を消化・吸収させずに体外に排出させるカテキンの作用が高まると考えられている。ウーロン茶の健康作用として体脂肪燃焼や糖尿病抑制、美肌作用などが知られるが、ウーロン茶ポリフェノールの働きによると考えられている。
サントリー健康科学研究所は、カテキンの重合度が大きいウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)を高濃度で含むウーロン茶が、脂質摂取後の中性脂肪の上昇を抑制することをヒト試験で確認した。
ウーロン茶重合ポリフェノールを含む飲料が、「脂肪の吸収を抑え、食後の中性脂肪の上昇を抑える」という内容で、トクホ(特定保健用食品)の表示許可を取得している。