*

カテキン

カテキン

緑茶の渋み成分。緑茶葉の乾燥重量の10~20%を占める。ポリフェノールの一種で、抗酸化力が強い。体脂肪を減らす作用に注目が集まっている。

また、お茶をたくさん飲む地域は胃がんの発生率が低いことが知られており、緑茶をたくさんのむ女性は胃がんのリスクが低くなることがわかっており、カテキンのがん予防効果の研究が進んでいる。

口臭予防効果や胃潰瘍(いかいよう)の原因となるピロリ菌を減らす作用もある。

体脂肪を減らすための1日の摂取目安量は、カテキン500~600mg程度。普通の緑茶およそ10杯分に相当する。

茶カテキンを配合した商品は、「体脂肪が気になる人に適する」というトクホ(特定保健用食品)の表示許可を取得している。

茶カテキンには8種類あり、大きく「ガレート型」と「遊離型」の2つに分類される。

「ガレート型」にはエピガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、カテキンガレート、ガロカテキンカテキンがある。「遊離型」にはエピカテキン、エピガロカテキン、カテキン、ガロカテキンがある。

ガレート型カテキンにはコレステロールの体内への吸収を抑え、血中コレステロール値を下げる働きがあり、茶カテキン(ガレート型カテキン)を含む飲料が、「コレステロールが高めの人に適する」という内容のトクホ表示の許可を取得している。

また、べにふうきなど一部の品種には、エピガロカテキンガレートがメチル化した「メチル化カテキン」が含まれており、その機能性に関する研究が進められている。



関連記事

牡蠣抽出物食品

牡蠣抽出物食品 (財)日本健康・栄養食品協会(略称JHNFA)が安全性などの規格基準を設けてい

記事を読む

γ-オリザノール

γ-オリザノール 米はい芽や米ぬかに多いポリフェノール成分で、米はい芽や米ぬかを搾って作る米油

記事を読む

カモミラET

カモミラET カモミール(カミツレ)の花から抽出した植物エキス。 花王が開発し、1999

記事を読む

カムカム

カムカム 学名Myrciaria dubia。フトモモ科の常緑樹でアマゾン地域に自生する。

記事を読む

カゼインホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体(CPP・ACP)

カゼインホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体(CPP・ACP) 牛乳のたんぱく質の一つ

記事を読む

カキ肉エキス

カキ肉エキス カキの成分を凝縮したエキスのこと。 タウリンなど各種アミノ酸や亜鉛などのミ

記事を読む

甘草(かんぞう)

甘草(かんぞう) 学名Glycyrrhiza glabra。マメ科の多年草。西洋ではリコリスと

記事を読む

カプシエイト

カプシエイト 「CH-19甘」という品種のトウガラシから抽出された成分。 カプサイシンと

記事を読む

ガゼリ菌SP株

ガゼリ菌SP株 学名Lactobacillus gasseri SBT2055。プロバイオティ

記事を読む

カプサイシン

カプサイシン トウガラシの辛み成分。 殺菌や体温上昇、興奮、健胃などの作用がある。ダイエ

記事を読む



PAGE TOP ↑