葛
葛
学名Pueraria lobata。マメ科のつる性の多年草。根にでんぷんが多く、そのでんぷんから作った葛粉(くずこ)を湯に溶かした「葛湯(くずゆ)」は滋養食として古くから利用されてきた。
葛の根でる葛根(かっこん)を使った「葛根湯(かっこんとう)」は代表的な漢方処方の一つ。
根にはイソフラボン配糖体のダイズイン、ダイゼインやプエラリアが含まれる。
プエラリンは葛に特有の成分。葛の根抽出物には血圧を下げる効果があるとされている。
動物実験では、胃や腸の働きを高めたという報告や、骨量減少を抑えたという報告もある。
葛の花にもイソフラボンのほかサポニンが含まれており、その抽出物に肥満改善作用が確認されている。
日本では葛の根が医薬品。葉や花は食品にあたる。
関連記事
-
-
グリシルグリシン
資生堂が発見した、毛穴を収縮させるアミノ酸誘導体で、化粧品に用いられる成分の
記事を読む
-
-
グレープシード
ブドウ種子のこと。有効成分はポリフェノールの一種。プロトアントシアニジン。強力
記事を読む
-
-
グリコーゲン
動物の肉や肝臓、カキ、エビなどに含まれている多糖類。ブドウ糖がたくさんつながった
記事を読む
-
-
グリコール酸
フルーツ酸(α-ヒドロキシ酸、AHAとも)の一種。
皮膚に塗ると表面の角層
記事を読む
-
-
クランベリー
学名Vaccinium macrocarponなど。和名はツルコケモモ。ツツジ科
記事を読む
-
-
グルコサミン
糖とアミノ酸が結び付いたアミノ糖と呼ばれる物質の一つ。細胞や組織を結合する役割を
記事を読む
-
-
グルタチオン
抗酸化作用が強い構造(SH基:チオール基)を持つ化合物の中で、生体内に最も多い物
記事を読む
-
-
グリセミックロード(GL)
食品ごとの血糖値の上げやすさを示す指数。グリセミックインデックス(
記事を読む
-
-
栗渋ポリフェノール
栗の渋皮に含まれる、プロアントシアニジンを主成分とするポリフェノール。
記事を読む
-
-
クロム(Cr)
糖や脂質の代謝に欠かせないミネラル。特に、血糖値をコントロールするインスリンの
記事を読む