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グリシルグリシン

グリシルグリシン

資生堂が発見した、毛穴を収縮させるアミノ酸誘導体で、化粧品に用いられる成分の一つ。

顔の毛穴が目立つようになる一因は、皮脂由来の不飽和脂肪酸が皮膚上層にある表皮の細胞(表皮角化細胞)を刺激すること。これにより、表皮角化細胞内へカルシウムイオンの流入が促進して、細胞の増殖・分化・機能発現に関する情報伝達物質サイトカインの分泌が亢進。

それにより、皮膚穂湯麺近くの表皮角化細胞が成熟しないままに角層に蓄積して、毛穴開口周囲が「すり鉢状構造」となって毛穴が目立つようになる。

グリシルグリシンは、表皮細胞内のイオンのバランスを整え、サイトカインの分泌を抑えることで、角層の水分量を増やし表角化不良を改善したり、毛穴面積を減少させる効果があるとされる。



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